先日、某企業さんから
「某大学の依頼で
地域企業と連携した
キャリア教育をしたい。
誰か相談に乗ってくれる人
知りませんかと聞かれたので
権堂先生お願いします。」
と、なんともありがたい
お話を頂きました。
で、学校の関係者とお顔合わせ…
学校からは、
キャリアに関する部署の役職の方と
これまでキャリア教育授業をしてきたという
キャリア教育の専任師の方とお会いしました。
その講師の方は
次年度、外部連携でキャリアの授業をするとは
聞いてなかったようで
「大学ではこれまで私がキャリア支援をしてきました。
学生のキャリア形成は、
今までの授業でも問題ないと思うんですが…」
と、少々怪訝そうに話をされました。
「次年度のシラバスも
もう決まっているので、
今から変更するのは難しいです。」と
言いながら
シラバスを出されました。
…
「某大学2年生 キャリア教育授業前期シラバス」
1週目:オリエンテーション
2週目~4週目:ビジネスマナー
4週目~6週目:自己分析
7週目~9週目:エントリーシートの作成
10週目~13週目:面接の受け方
14週目~15週目:面接指導
…
…
…
こ、こ、これは…
これは、キャリア教育じゃなくって
進路指導の授業なのでは…
…
キャリア教育 = 進路指導
と考えている
教育指導者の方がいらっしゃいます。
10年以上前に
キャリアについて学ばれたときは
そんな「ニュアンス」もあったかもしれません。
ただ、今の学校教育の中で
キャリアに関わる学習は
「学生が自主的、主体的に活動し
自ら自己の課題を見出し
解決する行動に至る場を作る」
とか
「主体的・対話的で深い学びの実現」
など
学生が主体となる授業づくりが
講師に求められています。
特に、大学などでは、
「主体的・対話的で深い学びの実現」を意識し
授業の題材も幅広く
・自分自身を知る(自己理解)
・業界研究(産業の成り立ちを知る)
・企業研究(マッチング視点)
など
面接指導や、マナー以前に
自分で考え
自分を見つめる
そんな授業作りが
必要なのですが…
…
「なるほど…
だから呼ばれたのね…」
…
と、小さく心の中で
呟いた次第です…
…
以前は、一度学んだことは
生涯変わらないと
思われていました。
なので、資格も一度取得したら
一生使えるものが多かったです。
でも、時代は猛烈な勢いで変わっています。
去年の情報ですら
「え、変わりましたよ!!」と
言われることもしばしば…
最近のビジネス資格も
「一度学んだら終わり…」ではなく
一定期間後、更新手続きがひつようという
資格が増えてきました。
「資格は一生もの」
そんな時代ではなくなりました…
…
企業の業務内容でも
簡略化されたり
新しい機械が導入されたり
仕事が統合されたり
日々変化は起きているはずなのに
でも、指導のスタンスや
関わり方は昔のまま…
それでは、部下のスキルが
向上しにくいのでは…
仕事の仕方が変われば
指導の仕方も変わります。
あなたは、
自分の指導の仕方、
指導内容のブラッシュアップは
していますか…?