指導力を高める
研修を担当するとき
「今、指導者としてどんな困りごとがありますか?」と
ディスカッションをしてもらいます。
様々な困り事が出てくるのですが
最近多いフレーズは
「怒れない」
…
部下を叱れないことが
悩みだそうです…
「なんで、怒れないことが悩みなの」
と聞くと
「怒らないと、悪いところが修正できない」
「怒らないと、言うことを聞かない」
「怒らないと、舐められる」
など…
沢山の理由が出てきます。
が
その理由…
「怒らんでもよくない?」と
思うことが多いです。
…
「怒らなくても」
悪所の修正はできますよね…?
「怒らなくても」
言うことを聞かせることって
できますよね…?
「怒らないと舐められる」は
そもそもの信頼関係が要因かと…
「怒る」という行為を
しても、しなくても
部下の行動には変化が無いような…
むしろ「怒る」と
部下がなぜ出来なかったのか…?
何が分からなくって
行動できないのか…?
上手くいかない
原因を聞き出すことができないので
改善提案はできませんね…
…
上司が怒ったところで
部下が成長しないのであれば
怒る必要性は無いのかも…
怒るよりも
なぜ、部下が自分の想定通りの
行動をしていないのか?
どのような、課題があって
行動に至れないのか
冷静に考えて
関わったほうが
「怒る」よりは
部下の成長を後押しできるのでは…?
あなたの指導の中にある
「怒る」
「ダメ出し」は
何のためにすることですか…?
部下に自発的に考えて
一人でも仕事ができるように
なってもらうことを
望まれているなら
その怒りは
不要だと思いますよ…