職場の雰囲気がよくない。
コミュニケーションがうまく取れていない。
従業員が暗い顔をしている。
このような状況になったとき、
職場の管理者としては、
起こっている状況に対しての、
対策を考えられます。
挨拶をしよう。
報連相をしっかりしよう。
お互いに声を掛け合おう。
研修でも
『コミュニケーション研修』
『ビジネスマナー研修』
『メンタルヘルスケア研修』
といった研修が企画され実施されます。
しかしながら職場でその後定着せずに、
なにをしても改善されない
といったことが多いのではないでしょうか?
現状への対策ももちろん大切ですが、
より効果を出すには、
『組織の風土』を整える必要があります。
組織風土とはその組織の中で成立している、
ルールや規則で、組織の構成員の行動や決断、発言や感情に、
影響を及ぼすものです。
明文化されているルールや規則のほか、
暗黙のルールなども含まれます。
例えば、
『コミュニケーション研修』を実施しても、
『研修受けてもね。。。』という組織風土であれば、
だれも実践しないでしょうし、
効果が現れないものも当然です。
『挨拶をしない』職場風土であれば、
いくら『挨拶をしよう』と組織の一部人間が実践しても、
多数にのみこまれてしまうのも想像できます。
人材育成を考えるとき、
組織風土をどのようにしたのか、
それを考え決定し、伝え続けることは、
経営者の役割です。