『新入社員に求めることは何か』と企業の担当者に質問すると、

『コミュニケーション能力』という答えが帰ってくる。

次いで多いのが

『主体性』『受け身ではなく自分で考え行動できる人』といった回答が多い。

では『自分から考え行動できる人材』とはどのような人材なのだろうか。

『明確なビジョンをもっていて、その実現のために目標をたて、

具体的に行動し、実行する。』

こんなところだろうか。

では、明確なビジョンはそれぞれの社員の自分勝手でいいのだろうか?

経営者としてそれはOKとはいえないだろう。

いくら個々の社員のビジョンが明確でも、

自分の好きなことや、やりたことをしてもらっても、

困ることが多いのではないだろうか。

社員に求める主体性とはあくまで、

会社のビジョンに沿った範囲内で、

会社のビジョンを実現するための目標をたて、

行動に移していくこと。

指示待ち社員は必要ないけれども、

自分勝手な主体性をはっきしてもらっても困るというのが、

経営者の本音ではないかと思う。

あくまで、会社の方向性と同じ向きに中で、

自ら考え行動してほしいということだろう。

『自分で考え行動できる人』を採用したい、

あるいは自社の社員がそのような社員に成長してほしいと考える、

経営者のみなさんには、もう一度、それが何を意味しているのか、

考えてほしい。

社員にビジョンをもってほしいと、

求めるのならば、自社のビジョンを社員に説明しているだろうか?

『自分で考えてほしい』と言っておきながら、

会社がやってほしいことと、

社員が自らやりたいことに、

誤差が生じれば、社員は迷ってしまう。

ここは決定するのは、

経営者のお仕事だ。

主体的な人材が活躍できるのも、

経営者が明確に伝えられたときではないだろうか?

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