しばらくブログ掲載が滞っていましたが、
弊社でも数社新入社員研修のご依頼があり、
県外、県内での活動をしていました。
経年で新入社員研修に携わる機会があると、
毎回感じることはその年度で特徴があるといえることです。
新入社員研修の外部講師として登壇することは、
その時間を共有するだけだからこそ、
その参加者の特徴にあった、効果のでる研修設計を心掛けています。
ここ数年でかんじることは、
価値観の多様化や情報過多のためか、
たしかにいろいろな『情報』はもっていても、
『具体的な行動』に移す力が乏しいように思います。
素直であるからこそ『言われたこと』をすることはできるのですが、
少し変化をさせたり、工夫が必要になるととたんに動きが鈍ります。
また『なぜそうしたのですか?』『どう思いますか?』
『どうかんじましたか?』といった『正解』のない質問には、
顔がくもりがちです。
経験が少ないとも思えるのですが、
社会人基礎力(経済産業省提唱)が、
低下しているようにも思います。
スキルや能力を知識×行動(アウトプット)と表現しますが、
知識はあっても行動にうつす『基礎力』が低下している傾向は否めないと思われます。
OJTの場ではこの人材の傾向を捉え、
順序だてて育成していかなければ、
これまで通り、昨年どおりでは目指す効果が得られないのでは、
ないでしょうか。
対象者の特徴をとらえ、適切な指導をしていくことが求められます。