来年4月入社の新入社員向けに、
内定者向け研修を実施されている企業もあることでしょう。
目的は内定者をつなぎ留めるため、
採用者の基礎スキル等を確認するためですが、
カリキュラムの内容は、
4月からスムーズに人材の教育に
繋げるための準備期間であることも忘れてはいけません。
企業によっては『OJT中心だから入社後に実施する』
と考えていらっしゃる企業もあるでしょうが、
OJTを実施する前に自社の社員として求めることや、
それぞれの部署内での方針を明確にしておくことが、
人材が成長を促すことができるかどうかに、
かかっているといっても過言ではないでしょう。
昨今のOJTでは段取りや手順を覚えてもらうことだけが、
目的ではなくなっています。
産業や仕事の環境は変化しています。
みずからが考え仕事を創り出すことが、
新入社員にも求められています。
OJTでは、仕事がどのようにながれ、
その中で担当する業務がどのような意味を持ち、
どのように他部署や他者につながっているのかを知る機会になります。
手順や段取りといった手元だけではなく、
自らの仕事がどのように成り立っているのかを理解することが、
自主的に取組むための材料になります。
指導者がOJTをどのような目的で計画をするかで、
その内容も変わってくるのではないでしょうか。
4月からの新入社員を受け入れるために、
今一度OJT計画を見直されてはいががでしょうか。